パクることで成長する
【コンサルタントコラム】 パクることで成長する
皆さんこんにちは。
さて、本日は「人類がなぜ発展し続けられているか」という視点から、経営戦略を考えてみたいと思います。
人類の発展=人口 と定義してみます。
一目瞭然。
人口が爆発的に増加し始めたのは、つい最近の出来事です。
何がそうさせたのでしょうか?
私見ですが、「情報の蓄積量」と「人口増加」は比例しているように思います。
要は「わざわざ自ら地雷を踏まなくてもいい」「誰かの努力の上に生活ができる」ように変遷してきたのです。
ネアンデルタール人は、言葉がうまく使えず、クロマニョン人に敗れ、絶滅したという説があります。
クロマニョン人は、自らの知識を後世に口伝していくことで、情報を蓄積していきました。
しかし、あまり情報が蓄積されて行かず、知恵が伸びない。
やがて文字を開発し、それを石に彫ることで情報を蓄積しようとします。
ですが、これも効率が悪いうえに、ほんとに身近な人に、多少の情報しか残せない。
結局みんな同じ過ちを経て死んでいきます。
そこから、革命的な出来事が起こります。
そう「活版印刷」の発明です。
それにより、情報は一気に世界に拡散されるようになります。
また、あらゆる場所で、とてつもない数の書籍が出回ります。
そこで、一気に人類が知恵をつけ、先人と同じ過ちをせずに生きながらえるようになります。
もちろん、人口も爆発的に増加。
さて、今。
たった1cm四方の記憶媒体に、想像を絶するほどの情報が蓄積されます。
その証拠に、かつてないぐらい人類は増加を続けています。
ここからが本題です。
「他社と差別化しなければならない。」
「オリジナリティがなければならない。」
こういう経営者は結構います。
しかし、これらは正しくもあり、間違いでもあります。
商品を開発するときには、全く新しいものは絶対に売れません。
「いやいや、iPhone売れたやん」
って思ったアナタ。
iPhoneは「全く新しいもの」ではありません。
iPhoneは「パソコン」と「携帯電話」をガッチャンコしたものです。
つまり、人類が蓄積してきた叡智を武器として、新しい組み合わせこそがオリジナルであり差別化につながるのです。
では、既存ビジネスを活性化(売上アップ)することを考えれば、徹底的に他社事例をパクりまくるのが最も効率が良いのです。
良いと思った事例をパクってパクりまくる。
パクりまくっているうちに、全く同じ取り組みをしている企業がなくなってきます。
はい、パクリから一気にオリジナル。
パクることは悪ではない。
なぜなら、人類はパクる(情報を活用する)ことで、発展し続けたのですから。
弊社の『モバイルショップ経営ラボ』では、
・同じ業態を営む会社(携帯販売店)が
・一堂に会し、成功事例を共有
しています。
うまくいっている会社のやり方をパクる。
それで、自社が新たに成功事例を作る。
そうすることでドンドンノウハウがブラッシュアップされていくのです。