ビビりな経営者は成功を半分つかんでいる
【コンサルタントコラム】 ビビりな経営者は成功を半分つかんでいる
皆さん、こんにちは。
成功している人って、
「なぜあんなに自信にあふれているのだろう」
「バイタリティに溢れて精力的に活動しているよなぁ」
「失敗が怖くないか、失敗を恐れないだけの裏付けられた経験があるのだろうな」
などと思ったことはありませんか??
はい、私はあります。
私はコンサルタントとしては、論理や事例に裏付けられたなかで、非常に強気の提案をし、提案のインパクトでほかのコンサルタントと差別化してきた人間です。
しかし、いざ自分事となると、そうはいきません。
コンサルタントとしては
「おっしゃっていることは、すごくわかりますが、うちにはちょっとハードルが高いと思います…」
と言われるような提案をし、それでも強気で「論理的」かつ「情熱的」に説得をし、実行に移してもらい、成果を上げてもらいました。
でも、自分事となると
「うーん、理論上正しいけど、理論と現実は違うしな…」
「理論はないけど、ワクワクする。イケそう。でも、ワクワクでビジネスは成功しないしな…」
などと踏み出せない自分がいます。
そんな自分を棚に上げながら、今日は「成功する人」「成功する経営者」を論じます。
成功する経営は、
■ビビリである
■ワクワクを大切にする
という共通項を持ちます。
私がお付き合いした中で、
・お付き合い3か月で東北№1になった携帯ショップ
・お付き合い1年で、年商40億から100億になったマンション管理会社
・お付き合い1年で年間赤字2,000万円から営業利益2,000万円になった飲食事業会社
など、高い成果を短期間であげられている会社があります。
それぞれの社長は、
・プレイヤー(接客スタッフ)としてのスキルが高い
・イケイケドンドンで一気に投資をかける
・豪快で雄弁
であり、タイプは違います。
しかし、そんな彼らは傍から見れば「The バイタリティ」です。
でも、中身は非常に憶病で、慎重派。
そんな彼らに共通する、成功へのストーリーの描き方は多くの場合、
①Positive 企画
②Negative シミュレーション
です。
①Positive企画
・こんなんあったらワックワクするな!
・こんな生活送りたいな!
・こんなんほしいな!
・これ儲かりそう!!
などとポジティブに企画を構想します。
そして、その構想を膨らませたり、人に話したりすることで、ビジョンを膨らませます。
人によっては、このようにHAPPYな印象ではないにしろ、ネガティブだけでは実行し得ませんので、少なからずポジティブは存在します。
②Negativeシミュレーション
・でもなぁ、、、お金が足りないなぁ
・でもなぁ、、、集客ができなかったらなぁ
・でもなぁ、、、私だけにしか需要がなかったらなぁ
・でもなぁ、、、魅力的に商品を伝えられなければなぁ
などとネガティブなシミュレーションをします。
それだけではありません。
③ネガティブ要素は解消可能か
④解消可能だとすると、どのような要素が必要か
に対し、答えを出そうとします。
何がいいたいかというと、失敗している社長は
・楽観的過ぎて無計画
か
・ビビリすぎて、進まない
のです。
ここからが本音です。
世の中には、「楽観的」な人は多くいます。
街中の居酒屋が乱立し、そのほとんどがたった数年で消えていく。
むしろ、激戦区では1年以内に消えることも珍しくはない。
その計画性で数千万円の借金をしたの!?
と思うこともしばしば。
ビビることができるのは大きな武器です。
なぜなら、リスク管理ができるという証拠だからです。
いくら楽観的で突破力があっても、リスク管理ができないと沈みます。
攻撃は最大の防御?
恐竜はすべて絶滅したじゃないか。
ビビリが攻撃力を身に着ければ無敵です。
ビビリが一歩踏み出せば無敵です。
楽観主義者がビビリになることは適性上難しい。
ビビリであることは、成功する経営者共通の能力であると確信しています。